黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス山脈と、それを取り囲む低地からなる地域が発祥とされています。2000年程も昔、当時この山岳地方では、ヤギ皮で作った袋に羊やヤギのミルクを保存し運搬ており、運搬中に偶発的に菌が混入してケフィア(ケフィアグレイン)が出来たと言われております。
また、別の通説では、1400~1500年程前、モハメットが布教に訪れた際に預言者の飲み物として授けられたものが、代々受け継がれたとも言われています。
ケフィアは発祥以来、ケフィアグレインという菌の集合体を生乳に入れて発酵させ作られてきました。
ケフィアグレインとは、粘性のある多糖類の塊に酵母や真正細菌が付着してできており、生乳に入れ発酵を繰り返すうちにどんどん大きくなってきます。
日本でも30年程前に"ヨーグルトきのこ"という名称で人気を博しましたが、大腸菌などの雑菌混入のリスクや扱いの難しさで今ではほとんど聞かなくなりました。
それに代わって現在注目されているのが、ケフィアグレインからできたケフィアをフリーズドライにした "ケフィア種菌" です。衛生的に使えて、作り方も簡単なので牛乳さえあればいつでも作ることができる商品です。とても便利です。
長寿の国で愛されているケフィアはヨーグルトなどと同じミルクを発酵させて作る"発酵乳"に分類されます。
ケフィアの最大の特徴は酵母が入っている事です。酵母と乳酸菌が複合発酵することで様々なヨーグルトにはない作用を及ぼしてくれます。
人間はそれぞれ腸内に存在している菌が違います。同じ菌を摂取してもそれぞれ効果が違ってきます。自分に合った菌がわかっていれば簡単なのですが、それはなかなか難しいです。
ですので多くの菌種を補ってバランスを保つことが毎日の健康管理にはとても重要だと言えますし、長寿の秘訣なのです。
ケフィアは菌の種類が非常に多いので、多くの方に結果を感じて頂きやすい発酵乳なのです。
ケフィアヨーグルトを摂取することで腸内の善玉菌を活性させ免疫機能、お通じ、ダイエット、ストレス、お肌の調子などいろいろな面で期待ができますので予防医学という観点からも注目されております。